武田晴信

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三つ鍬形。

鍬形に降魔の三鈷剣(不動明王の剣)を配した、堂々たる風貌。


一見、古風な胴丸か腹巻きのように見えますが、実は具足なんです。

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当店作品番号0881

よもぎいとおどし くろこざね にまいどうぐそく
蓬糸威黒小札二枚胴具足

¥945,000(消費税込)


当店では、伝武田大膳大夫晴信公所用具足写しとして販売しております。


武田晴信とは、いわゆる武田信玄公の本名(諱)です。


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武田信玄公といえば、この諏訪法性(すわほっしょう)の兜が有名ですが、なんとなく出家後の信玄公となってから後のイメージですね。


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こちらは信玄公が若い頃に着用したと想定して製作したものなんです。

蓬糸がフレッシュな感じです。


甲州武田家は桶川胴や頭形兜など、わりかしモダン(当時としては)な甲冑を着用する武将が多かったようですが、さすが総大将だけあって堂々たる具足です。


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古風な本小札(ほんこざね)に見えますが、実は切付札(きりつけざね/当世小札とも)と呼ばれる一枚の鉄板板札なのです。

これは兵器の発展に伴うものなのでしょうね。


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佩楯も装飾性より実戦を意識した、鎖佩楯です。

いいですね。
堂々たる総大将の具足ですが、実戦向きな作り。




武田信玄公は戦国時代には数少ない名門中の名門の生まれですね。

その家系は、新羅三郎源義光まで遡れます。


若年より家臣たちの信が厚く、父信虎を甲斐から逐って甲斐武田家を相続しました。

独特の騎馬戦法と、その類稀な調略の才をもって近隣諸国を次々と降ろし、瞬く間に信州を手中に治めました。

また法の整備、金山の開発、治水事業など、たくみな領国経営で民心を掌握するなどして、甲斐、信濃のほかに駿河、西上野、東遠江、三河と美濃の一部を手に入れました。

天下への志と野望を燃やしたが、越後の上杉謙信というライバルとの度重なる衝突に年月を費やし、さらに彼の身体を蝕む病魔が、その天下を一歩手前で断念させました。



武田信玄といえば、風林火山の旗ですよね。

それともうひとつ御旗(みはた)という新羅三郎以来受け継がれた日章旗があるんですね。

よくドラマや映画で、武田軍が出陣するとき

みはた たてなし
御旗・楯無、ご照覧あれぇっ!

と叫びますね。

その御旗です。



楯無というのは、同様に新羅三郎以来受け継がれてきた源氏八領のうちのひとつの大鎧のことを言います。

こちら

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正式には小桜韋威大鎧(こざくらがわおどし おおよろい)。

当店では作品番号701ですね。


楯が不要なほど堅固という意味らしいです。

小桜文様を押した革の威し糸が優雅で雅な作品です。



武田信玄公ともなると色々な鎧が出てきて、思わず当ブログの記事も長くなってしまいますね。

この辺で終りにしますが、もっと詳しく鎧を見たい、知りたいという方は、お店までご連絡下さい。

楯無は注文製作ですが、その他はお店に展示してあります。


鎧の光山堂
通話無料のフリーダイヤル
0120-00-4658
[ 2010/10/22 15:44 ] 作品のご案内 | TB(0) | CM(0)

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