博物館様のご依頼

当社は、これまで数々の博物館様のお仕事をしてきました。

その中でも印象に残っている案件をご紹介致します。

もう10数年も前のお仕事ですが、宮城県の亘理町という所の悠里館に飾られている具足です。

こちら
100312

本歌は北海道伊達市にあり、それを忠実に再現いたしました。

所用主は有名な伊達成実公(だてしげざねこう)です。

大変な武辺者で、人取橋の戦いでは主君・伊達政宗を救い、郡山の戦いでは調略の才を発揮しています。
一時伊達家を離れますが、その際、上杉景勝や徳川家康から誘いを受けるほどの人物だったようです。
のちに伊達家へ戻りますが、その後、亘理城(要害)を拝領し、治水や内政に尽くしました。

さて、その伊達成実公の具足ですが、
伊達家伝統の五枚胴ですね。雪ノ下胴とも言われています。
五枚の鉄板を蝶番で繋いでいるので機動性があり、鉄板も厚くできるのでとても堅固です。
胴には鉄砲の試し打ちの痕がありますが、本歌にあったものを忠実に再現したものです。
前立ての毛虫は決して後ろへ退かないの意味があるそうで、成実公の武勇を想像できます。
細部にまで実に忠実に作っていまして、鎖の編み方や眉差の特殊な形状、胴に配した鼻紙入れまで再現されています。
現地へ飾り付けに行った際、展示されている資料館の立派さにとても驚いたのを覚えています。
なんと言っても形が堂々とした天守閣なんですから。
今もその具足が飾られているのか定かではありませんが、旅先で当社が携わった具足に巡り会えるととても嬉しくなります。

今後も、このような事例をどんどんご紹介して行きたいと思います。
[ 2010/03/12 17:56 ] 作品のご案内 | TB(0) | CM(0)

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