さあ!さあ!!震災後3回目となる相馬野間追い武者行列が威風堂々と始まりました。
相馬中村神社(中村藩総鎮守)で総大将が出陣式を皮切りに約500余騎の
騎馬武者が戦国絵巻を繰り広げて居ります。
当日は多少雲が出ていて暑い日差しを少し和らげてくれていた。
・・・けど
暑い、暑かった~。
行列参加の皆さん御苦労さまです。。。見物客もご苦労様です。。。
あっちをパチリこっちをパチリと。。。行列の写真を撮っていると・・・・・
『なんだ!おめぇやるのか!!』
男たちの声が響き渡り喧嘩でも始まったのかと思い目をやると
(写真は関係ありません)
『今はダメだ!あとでやれ!』
・・・・・馬同士の喧嘩でした。
馬も気合が入っている感じ!!・・・暑さもあるのでしょうか?
その馬を男たちが諭しているのでした。
(写真は関係ありません) 馬は言葉が分かるみたいで簡単に馬が言う事を聞く
。。。これぞ人馬一体!! って事か・・・?
そんな相馬野馬追に行って来ました!!
原発事故から丸三年が過ぎ今年は震災前と同じ程度の規模で行われた様です。
私自身2回目の参加?ですが、人と馬が共存している相馬の伝統行事に
深く感銘を受け前回よりも周りが見え気付かされたことが色々とありました。
(撮影は7月27日)
相馬野馬追は一千有余年前、相馬氏の祖である平将門公が行った
野馬を離して敵に見立てる軍事訓練が始まりと言われています。
将門公亡き後暫くの間、野馬追が出来なかったと言われていますが
相馬一族の岡田氏が葛飾に住んでわずかに
野馬追を続けていた…と言われております。
葛飾とは下総国の葛飾郡と思いますが
葛飾と聞くとなんか葛飾区にある光山堂は何となく
関係がありそうで親近感が湧きます・・・ね (^o^)/
号砲の花火を合図に500余騎の大軍が雲雀ヶ原祭場地へ繰り出します。
威風堂々と動く、これぞ国の重要無形民俗文化財です。
相馬太田神社に供奉する中ノ郷(南相馬市市原町区)勢を先頭に
相馬小高神社に供奉する小高郷(南相馬市小高区)
標葉郷(浪江町・双葉町・大熊町)と続き
殿は相馬中村神社に供奉する北郷(南相馬市鹿島区)
宇田郷(相馬市)がご本陣を目指し進軍します。
こちらの騎馬武者は少々眠たいのか?思案中なのか?
期待のちび武者くん。。。将来を担って乞うご期待!!
野馬追いも安泰ですね。
荒々しい武者行列も子供のお陰で場がとてもなごみ一躍、行列の人気者
とても堂々としていて立派!!
馬も子供を乗せているのが分かっているかの様でした。。。これも人馬一体!・・・?
行列が終わり次は期待の甲冑競馬のはじまりで~す!!
先祖伝来の旗指物をなびかせ甲冑姿の若武者たちはなぜこうも勇ましいのか。。。
勇壮果敢な男たちの顔はサムライそのもの!! (時間が戻ってしまったかと思えます)
スタート時に息が合わずに落馬する武者もいて危険が一杯だ
無事を祈ります。
柵のすぐ脇での撮影で馬の息遣いや旗の風を切る音、砂埃いでそれはそれは迫力満点!!
1m先で時速80km馬達・・・そりゃ~除けまよ。 。。コ
ワ!!
いよいよメインイベントの神旗争奪戦!!
Boo~♪♪Boo~♪♪
陣螺が鳴りわたると騎馬武者たちの戦闘準備が整い
花火の音とともに打ち上げられた御神旗を目指し群がり戦場と化す。
当日は風が強く打ち上げた旗が落ちてこないでそのまま林の向こうに流される御神旗もありました。
