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これなんだかわかりますか?

前立(まえたて)ですね。
つまり、兜のフロントに立てる装飾物のことです。
これは、当店カタログナンバー602・慶長梵字前立輪宝紋二枚胴具足の前立ですね。
三日月日輪の中に梵字が描かれています。
梵字とは仏教に関わりが深いサンスクリット(古いインド)の文字ですよね。
まぁ、直江氏の「愛」や白石氏の「也」と同様のことです。

こちらは剣(つるぎ)前立。
毘沙門天をつかさどっています。
徳川四天王・榊原式部大輔康政が有名ですね。

こちらはご存知、大三日月前立。
伊達政宗公ですね。
木製です。
実物も木製か革製ですよ。
戦の最中、なにかに引っ掛かっても落馬せずに折れるようになってたんです。

天衝(てんつき)前立。
これは木製で左右分割式です。
左右を先に合わせて、二本の角元(つのもと)に差し込みます。
甲斐武田家や信州真田家、彦根井伊家で多用されました。
井伊家では、直臣はすべて天衝前立で統一されていたほどです。
ちなみに当主の井伊氏は同じ天衝でも横立(よこたて)です。
※本日は前立の話題なので写真割愛。

家紋前立。
紋帳に載っている家紋ならあらかた出来ます。
ただし紋によっては別途料金がかかる場合がございます。

日輪前立。
こちらは金箔押しですね。
日輪は、丸と中の抜けた輪抜きの二種類があります。
徳川家の伝令将校(御使番)は輪抜きの日輪前立で統一されていました。

こちらは蜻蛉(とんぼ)前立。
蜻蛉は勝虫といわれ、戦国武将から重用されました。
なんでも後に退かないことから「負けない」という縁起をかついだそうです。

魅(しかみ。)
獅子噛とも書きます。
今でもすべて木製の手彫りで作られています。

こちらも手彫りの木製です。
龍、DRAGONです。
いやぁ、職人技です。
どうですか。
前立だけでもそうとうなラインナップです。
これでもほんの一部をご紹介したに過ぎません。
また、ご依頼であれば特注もお作り致します。
あなただけの世界でひとつのオリジナル鎧をお作りしませんか。
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