天衝横立&前立

甲州武田家で多用された天衝横立(てんつきよこたて)や天衝前立(てんつきまえたて)。

武田家没落後は、徳川家先鋒の井伊氏が武田の遺臣を大量に召し抱え、天衝横立や天衝前立も受け継ぎました。

井伊家では代々、当主は金の天衝、直臣は金の天衝と決められていました。

天衝がギラギラと林立している軍団を見たら、敵さんも怖じ気ずくのではないでしょうか?


さて、この天衝ですが、昔のも当店のも木製です。
どうのように兜に取り付けているのか気になりませんか?
ここでちょこっとご紹介しちゃいます。

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こちらは当店自慢の天衝横立赤備具足。

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すぽっと外してみました。
出っ張っているのは角元(つのもと)と呼ばれている部分です。

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ツノ側はこうなっています。
いにしえの技法を踏襲しています。
これでガタツキもなく、かっちりはまる様になっています。


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こちらは真田家の家紋が入っていますが、井伊家の家臣もおおよそこのような形です。

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角もとはダブルです。

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ツノ側はこうなっています。

さらに、

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左右二つに分かれます。
左右に割れるのは、井伊家の決まりでした。

これもカッチリはまる様にできています。
職人技です。

当店の甲冑は、このようにしてできる限りいにしえの技法を踏襲しております。
[ 2010/03/31 11:31 ] 作品のご案内 | TB(0) | CM(0)